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「全日本剣道連盟居合(解説)」を読む 1 12013/02/20 22:16

「ながら」と「同時に」

 全日本剣道連盟居合(通称 制定居合)の解説書においては、基本的に同一用語は同一動作をさす、とされています。

 技において複数の動作を同時に、又は連続して行う箇所があります。そのような場合よく使われている言葉に

 …ながら…
 …と同時に…
 …間を置くこと無く…

が、あります。

 この三つの言葉をどのように解釈するかで、技に関する理解が変わって来るかと思われます。

 冒頭の言葉を信じるならば、同じ用語が使用されている限りは同じ動作であり、用語が異なればそれは違う動作である可能性があるからです。

 あくまでも私個人的な解釈ですが、下記の様な解釈ではないかと考えています。

【AながらB】

 Aの動作が開始された後、Aの動作が終わる前にBの動作が開始され、ほぼ同時進行でAとBの動作が行われる。

【Aと同時にB】

 Aの動作の終了タイミングとBの動作の開始タイミングが重なって、二つの動作が連続して行われる。

【A間を置くこと無くB】

 Aの動作が終了してから、直ちにBの動作を開始する。

 これらは動作をつなぐ為の小さな言葉ですが、上の様な事を考えながら各技の解説を読むと実に良く出来た教本であると感じます。

 解説書を読むとき、得てして大きな技の動きや示されている角度等を読むことに注意が向きがちですが、このような何気ない小さな言葉に注意を向けて読んでみるのも、又、楽しいことではないでしょうか。

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