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記録と記憶2013/03/05 23:23

 道場での稽古において、先生方から様々な御指導や御指摘を頂きます。

 その都度、懐からノートを取り出して内容を細かく記録されている方もおられるのですが、自分は稽古での指摘事項をノートに書き留める事はしていません。

 書いてしまうと書いた事に満足し、記憶に残らない様な気がするからです。

 御指導頂いたことはその場で記憶し、常に意識しながら稽古します。

 大切なのは指導内容を如何に理解し、自分の身体の中に取り込むかということであると思います。

 忘れ無い様に記録しておくことも重要かも知れませんが、忘れてしまうということは、その事に意識が向いていないことの表れであるとも思われます。(指導されたことが完璧に出来るようになって忘れてしまうのなら良いのですが)

 ただし、業の理合いや伝承についてのお話は、自宅に帰ってから書き留める様にしています。

 それは、業の理合いや伝承については、何時、誰から聞いたかという事が、いづれ重要になる日が来ると思われるからです。

 先人から伝えられた技は、そのまま次世代に繋げていかなければなりません。

 記録すべき事柄と記憶すべき事柄、いずれも大事な事だと思いますが、きちんと分けて考える必要があると思います。

最近買った本 2013/02/272013/02/27 20:38

「月刊剣道日本 2013年04月号」

 今月号は表紙が良い雰囲気ですね。表紙を見ただけで買ってしまいました。
 こんな道場で、一人静かに居合を抜いてみたいものです。

 特集記事「剣士の和装」も面白い企画でした。

 普段、稽古では胴着に帯を締め袴を着けていますが、単なる稽古着として着るのではなく、これは和の装いであり正装であると思えば又心持ちも変わって来そうな気がします。いづれは紋付袴も着てみたい…。


「月刊剣道時代 2013年04月号」

 剣道アーカイブシリーズ第三弾「武蔵の剣道遺産 越後二天一流兵法の謎に迫る」という記事を読みたくて購入。まだ、ざっと目を通しただけなので、これからじっくりと読んでみようと思います。

 これとは別の記事ですが、写真で紹介されている「霊厳洞」にも一度行ってみたいと思っています。

「全日本剣道連盟居合(解説)」を読む 1 12013/02/20 22:16

「ながら」と「同時に」

 全日本剣道連盟居合(通称 制定居合)の解説書においては、基本的に同一用語は同一動作をさす、とされています。

 技において複数の動作を同時に、又は連続して行う箇所があります。そのような場合よく使われている言葉に

 …ながら…
 …と同時に…
 …間を置くこと無く…

が、あります。

 この三つの言葉をどのように解釈するかで、技に関する理解が変わって来るかと思われます。

 冒頭の言葉を信じるならば、同じ用語が使用されている限りは同じ動作であり、用語が異なればそれは違う動作である可能性があるからです。

 あくまでも私個人的な解釈ですが、下記の様な解釈ではないかと考えています。

【AながらB】

 Aの動作が開始された後、Aの動作が終わる前にBの動作が開始され、ほぼ同時進行でAとBの動作が行われる。

【Aと同時にB】

 Aの動作の終了タイミングとBの動作の開始タイミングが重なって、二つの動作が連続して行われる。

【A間を置くこと無くB】

 Aの動作が終了してから、直ちにBの動作を開始する。

 これらは動作をつなぐ為の小さな言葉ですが、上の様な事を考えながら各技の解説を読むと実に良く出来た教本であると感じます。

 解説書を読むとき、得てして大きな技の動きや示されている角度等を読むことに注意が向きがちですが、このような何気ない小さな言葉に注意を向けて読んでみるのも、又、楽しいことではないでしょうか。

剣の道の意義2013/02/11 23:01

 雑誌「みんなの居合道」中「優勝者の心技」という記事において、静岡の山崎正博範士による「剣の道の意義」についてのお言葉が紹介されていました。

 特に自分の心に止まった内容でしたので、少々長くなりますが引用させて頂きたいと思います。

「刀をそのまま外に持ち出して歩くことすらできない現代において、刀は『殺気を感じ人をきる武器』であるとその時代の思想で考えるべきものではありません。まして居合道を『敵の殺気を感じながら…などという殺伐な刀術』だなどと、時代錯誤に陥らないような対話が大切ですし、また居合道を格闘技・護身術と考えるべきものでもありません。居合道の稽古は当然ながら趣味とはいえ、価値観の違いもありますが技術を手段として修練し、目的は、あくまでも精神性を高揚さしめていくことです。それは、全剣連で昭和50年3月に制定された『剣道の理念』の趣旨を尊厳すれば(至難のことながら人間の極意でもあり、また和でもある人間形成と説き)とある通りです。ゆえに技のみを重点に指導することは本末転倒になりやすくなっていきます。このような危惧すべき問題を今後の大きな課題として考察すべきことであります。
その旨十分考慮していった上での、更なる努力の積み重ねが、昇段ならびに試合等にもつながって、心身ともに強くなっていきますし、やがてその二極を遵守する人間性こそ。社会や人のために生かしていきたいという心をもたらします。居合道は、明治初期の廃刀令と共に明治維新を期に「術から道に昇華」した武道です。ですからそのような不変の精神文化を学ぶことが居合道において最も大切な『人生の物語』であり、また『生き様』であると考えます。」
以上、「みんなの居合道BOOK 2013 P10より引用


 現在の時代において居合を学ぶ理由は各人其々ありましょうが、何が正しく何が間違っている、というものでは無いと思います。

 ただ、「自分が何の為に居合をまなぶのか」、その軸はしっかりと持っておく必要があると考えます。

みんなの居合道2013/02/05 21:33

 最近、居合道ネタが無かったのでチェックしていなかった「剣道時代」なのですが、今日本屋に行ったらこんなムックが出ていました。



 内容的には「居合道 虎の巻」シリーズよりは薄い感じですが、「これから始めたい」とか「最近興味が出てきたのだけど」という方には、入門用に良い本の様な気がします。

 記事的には「鍔工房探訪」でオリジナルの鍔が作れるというのに興味がわきました。