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居合の帯2012/06/05 19:41

 私が居合を始めた当初は、「居合帯」と言われる柔道や空手で使用される様な帯の両端に薄い布が付いていて、結びやすくなっている物を使用していました。

 体格によるのでしょうが、私の場合この帯では帯幅が狭い様で、差した刀が不安定で立ち気味になってしまいました。

 そこで居合用として販売されている角帯を購入したのですが、こちらの方が刀が安定し状態が良い感じでした。

 角帯を使用し始めてまず悩んだのが帯の締め方でした。

 とりあえずは先輩に聞いたり、インターネットで検索したりで色々とやり方を変えたり試したりしながらも、現在は一文字結びで落ち着いています。

 でも、同じ一文字結びをしてもしっくりくる袴とそうでない袴があるんですよね。そのあたりはいずれ、袴に関する記事でも書きたいと思います。

 道場で他の方の結び方をみていると同じ一文字結びでも、色々なやり方がありますね。

 着物の着付けも参考になりますが、居合は刀を差し、立つ座るを繰り返さなければならないので、自分にあった帯と結び方は自分で工夫しながら見つけるしかない様に思います。

 座技を繰り返していると袴の前がずり下がってくる為、帯と袴にマジックテープを付けて、ずれない様にしている方もおられます。

 私自身としては、どの様に動いても着装が乱れない様な所作を身につけるのも修行の内と思っていますので実践していませんが、やはり稽古をしている内にヘロヘロになってきます。

 でも完全に既崩れる前にちょっと手直しをしてやると、案外大丈夫ですよ。

居合の袴2012/06/12 15:05

 帯の記事で書いたのですが、帯を一文字結びにした時しっくりくる袴とそうでない袴があります。

 何が違うのか見てみますと、しっくりこない方の袴は裾をそろえて畳んだ時に前紐と後紐がほぼ同じ高さになるのですが、しっくりくる方の袴は同様に畳むと後紐の方が3CM程高く作られているのです。

 帯を一文字結びにした場合、背中側に帯の高さが出ますので、後身頃がその分だけ長くないと裾の後ろがつり上がってしまうことになります。そして、後ろが吊りあがると前身頃のヒダが無様に開いてしまいます。

 そうなると裾周りが足に絡まっている様に感じられ、これがしっくりこない原因であろうかと思っています。

 もっとも、これも帯と同じで稽古をしている内に着崩れてどちらの袴でも変わりない姿になるのですが、ここ一番気合いを入れたい時は、やはり、しっくりくる袴で臨みたいと思っています。

 でも他人から見たら、どっちの袴を穿いていても大した違いは無いんだろうな…。