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帯の締め方2013/03/11 22:27

 新人さんに稽古着の着付けを教えました。

 自分にとっては慣れたものであり無意識の内に着ていたので、改めて人に着装を説明するとなると、結構難しいものでした。

 教えながら途中で手順が判らなくなり「あ、今の所やり直し」とか「自分から見てこっちだから、あなたから見たらそっちの手で…」とか苦労しながら何とか完成することが出来ました。


 袴下の帯の結び方には何通りかあるのですが、下の二つが代表的なものでしょうか。
 (詳しい結び方は下記のページが詳しいのでリンクをさせていただきます。)

  一文字
  方ばさみ


 居合用の袴下には一文字が良いと思うのですが、剣道用の袴の場合は貝の口のほうが良いかも知れません。

 剣道用の袴は前紐と後紐の高さが同じなので、一文字に結ぶと袴の後ろが持ち上がって前のひだが乱れることがあります。(居合用と剣道用の袴の違いについては「みんなの居合道BOOK」に詳しく書かれていますので御覧になってください。)

 ただし、居合専用の細い帯では一文字結びは難しいかも知れません。特に結び用の薄い布が端についている物は蝶結びが簡単で良いかも知れません。

 帯の締め方や袴紐の結び方は、各人で体型の違いや身体の使い方に違いがありますので、万人に合う方法と言うのは無いのかも知れません。

 着崩れしない着かたは、各自で工夫して試行錯誤を繰り返し、自分にあった方法を見つけるしか無いかと思います。