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スランプ ― 2011/11/16 16:01
居合の稽古中、
この前まで出来ていたのに、何が原因か判らないが急に出来なくなった。
スランプだ!!
と、思っている人、安心してください。
それはスランプではありません。
元々出来ていなかったのに、出来ていると思い込んでいただけです。
厳密にいえば、偶々「出来ていた事」を「出来る事」と勘違いしていたのです。
本当に出来る人は、そうする為の方法を知っているので、出来ない時は何が悪いのか判ります。
再び出来るようになる為には、その原因を取り除く努力をすれば良いのです。
偶々出来ていた人は、何故それが出来ていたのか判っている訳ではないので、出来なくなった時もその原因が判りません。
スランプだ、と叫びながら、次に偶々出来る機会を待つしかありません。
武術にスランプはあり得ません。
それは死に直結するから。
百回行えば百回出来る。
それが求められる“術”だと思います。
その為に日々地道な稽古をするのみです。
…と、昨日の自分に言い聞かしてみる。
この前まで出来ていたのに、何が原因か判らないが急に出来なくなった。
スランプだ!!
と、思っている人、安心してください。
それはスランプではありません。
元々出来ていなかったのに、出来ていると思い込んでいただけです。
厳密にいえば、偶々「出来ていた事」を「出来る事」と勘違いしていたのです。
本当に出来る人は、そうする為の方法を知っているので、出来ない時は何が悪いのか判ります。
再び出来るようになる為には、その原因を取り除く努力をすれば良いのです。
偶々出来ていた人は、何故それが出来ていたのか判っている訳ではないので、出来なくなった時もその原因が判りません。
スランプだ、と叫びながら、次に偶々出来る機会を待つしかありません。
武術にスランプはあり得ません。
それは死に直結するから。
百回行えば百回出来る。
それが求められる“術”だと思います。
その為に日々地道な稽古をするのみです。
…と、昨日の自分に言い聞かしてみる。
「全日本剣道連盟居合(解説)」を読む 6 ― 2011/10/04 22:28
作法について
「全日本剣道連盟居合(解説)」では、6頁から12頁まで7頁に亘って「作法」について記載されています。一本毎の業前の解説に比較して、かなり多い分量となっています。
それだけ、作法が居合道にとって大切な要素である事を示しているのだと思われます。
これらの頁の中に「正座の姿勢」という言葉が頻繁に出てきますが、何回記載されているか御存知でしょうか?
11回出てきます。
(段落のタイトルとしての文言を入れると12回)
しかも「正座の姿勢」がどうあるべきかが示されている箇所もあります。
気を静めて「正座の姿勢」となる。 (8頁)
剣心一体の心境となった「正座の姿勢」から (9頁)
形だけではない、気のこもった姿が要求されています。
・余談
「武道は礼に始まり礼に終わる」と言いますが、これは「稽古の開始前後もしくは試合の開始前後に、お互いに礼をしてから始めなさい」という、そんな狭い意味では無いと思っています。
武道の門に一歩足を踏み入れたのなら、そこから武道を終えるまで(つまりは死ぬ時まで)礼というものを考え、礼に尽くしなさい、という教えであると考えます。
道場という場所を離れても「居合道人」でありたいと願っています。
「全日本剣道連盟居合(解説)」では、6頁から12頁まで7頁に亘って「作法」について記載されています。一本毎の業前の解説に比較して、かなり多い分量となっています。
それだけ、作法が居合道にとって大切な要素である事を示しているのだと思われます。
これらの頁の中に「正座の姿勢」という言葉が頻繁に出てきますが、何回記載されているか御存知でしょうか?
11回出てきます。
(段落のタイトルとしての文言を入れると12回)
しかも「正座の姿勢」がどうあるべきかが示されている箇所もあります。
気を静めて「正座の姿勢」となる。 (8頁)
剣心一体の心境となった「正座の姿勢」から (9頁)
形だけではない、気のこもった姿が要求されています。
・余談
「武道は礼に始まり礼に終わる」と言いますが、これは「稽古の開始前後もしくは試合の開始前後に、お互いに礼をしてから始めなさい」という、そんな狭い意味では無いと思っています。
武道の門に一歩足を踏み入れたのなら、そこから武道を終えるまで(つまりは死ぬ時まで)礼というものを考え、礼に尽くしなさい、という教えであると考えます。
道場という場所を離れても「居合道人」でありたいと願っています。
第49回高知居合道大会 結果 ― 2011/10/02 23:59
2011年 10月2日(日)に行われた「第49回高知居合道大会」及び「第24回高知居合道女子大会」の結果です。
於)南国市立スポーツセンター
【段外の部(男子)】
優勝:阪下 航平(近畿大)
二位:木下 尚(近畿大)
三位:藤井 芳隆(龍谷大)
三位:大西 直治(京都)
【初段の部(男子)】
優勝:重永 誠慈(立命大)
二位:黒澤 巌(京都大)
三位:森 雅敏(大分)
三位:渡邉 真司(京都大)
【二段の部(男子)】
優勝:北村 高嗣(京都大)
二位:永井 隆(大阪)
三位:北西 哲也(龍谷大)
三位:林野 竜也(京都大)
【三段の部(男子)】
優勝:有地 祐太(近畿大)
二位:永田 光輝(香川)
三位:大場 友裕(近畿大)
三位:大嶋 勝(香川)
【四段の部(男子)】
優勝:神子田 千起(京都)
二位:江藤 克己(鹿児島)
三位:藤川 和麻(大分)
三位:戒能 浩幸(広島)
【五段の部(男子)】
優勝:隠岐 充啓(兵庫)
二位:乗松 壮志(愛媛)
三位:松野 英樹(京都)
三位:中嶋 嘉彦(兵庫)
【六段の部(男子)】
優勝:宇都宮 聡(愛媛)
二位:亀井 洋祐(高知)
三位:直原 徳賢(岡山)
三位:和田 哲美(島根)
【段外の部(女子)】
優勝:森田 久未(同志社大)
二位:先山 祐希(京産大)
三位:木村 友香(京産大)
三位:藤嶺 洋子(愛知)
【初段の部(女子)】
優勝:上杉 真理奈(立命大)
二位:松元 香奈(近畿大)
三位:小松 春菜(奈良大)
三位:山内 侑子(立命大)
【二段の部(女子)】
優勝:田畑 瑠那(京都大)
二位:直原 綾香(岡山)
三位:野沢 陽子(龍谷大)
三位:戸田 旭美(立命大)
【三段の部(女子)】
優勝:久保 博美(兵庫)
二位:磯野 美紗緒(福岡)
三位:今井 春名(兵庫)
三位:松澤 朋美(兵庫)
【四段の部(女子)】
優勝:後反 真由美(愛知)
二位:佐藤 亜由美(大分)
三位:山本 光栄(高知)
三位:東 朱美(愛知)
【五段の部(女子)】
優勝:徳永 靖子(福岡)
二位:秋元 里子(高知)
三位:磯部 友紀恵(神奈川)
三位:羽田 英子(広島)
【六段の部(女子)】
優勝:渡辺 千代子(茨城)
二位:横山 幸子(愛媛)
三位:尾原 文子(高知)
三位:植田 あつ子(大阪)
【七段の部】
最優秀賞:山渋 数則(岡山)
優秀賞:
岡嶋 聡(京都)
森 将夫(徳島)
藤原 孝樹(兵庫)
丸岡 昭仁(高知)
松本 哲(兵庫)
松崎 哲雄(香川)
木ノ本 みゆき(愛知)
椎屋 正文(兵庫)
松下 明房(愛知)
※NETや雑誌で集めた情報を元に、編集・記載しております。主催者発表の公式結果ではありませんのでご注意ください。
御名前等に誤りがありましたら当方のミスですので、発見された場合はお手数ですがコメント欄よりお知らせ下さい。
於)南国市立スポーツセンター
【段外の部(男子)】
優勝:阪下 航平(近畿大)
二位:木下 尚(近畿大)
三位:藤井 芳隆(龍谷大)
三位:大西 直治(京都)
【初段の部(男子)】
優勝:重永 誠慈(立命大)
二位:黒澤 巌(京都大)
三位:森 雅敏(大分)
三位:渡邉 真司(京都大)
【二段の部(男子)】
優勝:北村 高嗣(京都大)
二位:永井 隆(大阪)
三位:北西 哲也(龍谷大)
三位:林野 竜也(京都大)
【三段の部(男子)】
優勝:有地 祐太(近畿大)
二位:永田 光輝(香川)
三位:大場 友裕(近畿大)
三位:大嶋 勝(香川)
【四段の部(男子)】
優勝:神子田 千起(京都)
二位:江藤 克己(鹿児島)
三位:藤川 和麻(大分)
三位:戒能 浩幸(広島)
【五段の部(男子)】
優勝:隠岐 充啓(兵庫)
二位:乗松 壮志(愛媛)
三位:松野 英樹(京都)
三位:中嶋 嘉彦(兵庫)
【六段の部(男子)】
優勝:宇都宮 聡(愛媛)
二位:亀井 洋祐(高知)
三位:直原 徳賢(岡山)
三位:和田 哲美(島根)
【段外の部(女子)】
優勝:森田 久未(同志社大)
二位:先山 祐希(京産大)
三位:木村 友香(京産大)
三位:藤嶺 洋子(愛知)
【初段の部(女子)】
優勝:上杉 真理奈(立命大)
二位:松元 香奈(近畿大)
三位:小松 春菜(奈良大)
三位:山内 侑子(立命大)
【二段の部(女子)】
優勝:田畑 瑠那(京都大)
二位:直原 綾香(岡山)
三位:野沢 陽子(龍谷大)
三位:戸田 旭美(立命大)
【三段の部(女子)】
優勝:久保 博美(兵庫)
二位:磯野 美紗緒(福岡)
三位:今井 春名(兵庫)
三位:松澤 朋美(兵庫)
【四段の部(女子)】
優勝:後反 真由美(愛知)
二位:佐藤 亜由美(大分)
三位:山本 光栄(高知)
三位:東 朱美(愛知)
【五段の部(女子)】
優勝:徳永 靖子(福岡)
二位:秋元 里子(高知)
三位:磯部 友紀恵(神奈川)
三位:羽田 英子(広島)
【六段の部(女子)】
優勝:渡辺 千代子(茨城)
二位:横山 幸子(愛媛)
三位:尾原 文子(高知)
三位:植田 あつ子(大阪)
【七段の部】
最優秀賞:山渋 数則(岡山)
優秀賞:
岡嶋 聡(京都)
森 将夫(徳島)
藤原 孝樹(兵庫)
丸岡 昭仁(高知)
松本 哲(兵庫)
松崎 哲雄(香川)
木ノ本 みゆき(愛知)
椎屋 正文(兵庫)
松下 明房(愛知)
※NETや雑誌で集めた情報を元に、編集・記載しております。主催者発表の公式結果ではありませんのでご注意ください。
御名前等に誤りがありましたら当方のミスですので、発見された場合はお手数ですがコメント欄よりお知らせ下さい。
最近買った本 2011/09/21 ― 2011/09/22 14:55
「ハルポリッシュ 第一巻」
とあるブログで、高校の居合道部が舞台となったマンガがあることを知ったので早速買ってきました。
思った以上に真面目に居合に取り組んでいます。(←こんな書き方したら作者の方に失礼ですね、スミマセン)
でも、本当にそう思ったのです。読むまでは、創作された流儀の居合でとんでもない必殺業が飛び交うような(そう、今人気のあのサッカーアニメの様に…)ストーリーだったらどうしよう、とか思っていたのです。
まさかマンガに制定居合の業解説が登場するとは思っていませんでした。
しかも、居合への取り組み方については、かなり本質をついている部分があります。
早く続きを読みたいと思わせてくれる内容です。
居合の教科書的なストーリーになってしまってはマンガとして面白くないと思うのですが、出来れば今の居合の本質をついた部分を残しつつ、今後もストーリーが展開してくれればと期待しています。
切り下ろした太刀の軌跡がきらめく描写、
自分の居合もこうありたいものだと思いました。
とあるブログで、高校の居合道部が舞台となったマンガがあることを知ったので早速買ってきました。
思った以上に真面目に居合に取り組んでいます。(←こんな書き方したら作者の方に失礼ですね、スミマセン)
でも、本当にそう思ったのです。読むまでは、創作された流儀の居合でとんでもない必殺業が飛び交うような(そう、今人気のあのサッカーアニメの様に…)ストーリーだったらどうしよう、とか思っていたのです。
まさかマンガに制定居合の業解説が登場するとは思っていませんでした。
しかも、居合への取り組み方については、かなり本質をついている部分があります。
早く続きを読みたいと思わせてくれる内容です。
居合の教科書的なストーリーになってしまってはマンガとして面白くないと思うのですが、出来れば今の居合の本質をついた部分を残しつつ、今後もストーリーが展開してくれればと期待しています。
切り下ろした太刀の軌跡がきらめく描写、
自分の居合もこうありたいものだと思いました。
「全日本剣道連盟居合(解説)」を読む 5 ― 2011/09/19 11:59
血振り
「血振り」は切った後、刀についた血を払う動作と言われていますが、実際には血はそんなに簡単に振り落とせるものでは無い、という見解もあります。
居合における血振りは血を払うと共に、納刀に繋げる為の所作と見ても良いと思います。
「全日本剣道連盟居合(解説)」の(動作)より、各業の血振りを抜粋します。
【一本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をして
【二本目】「一本目動作2、3、4」と同様
【三本目】(無し)
【四本目】「右に開いての血振り」をする
【五本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【六本目】「右に開いての血振り」をする
【七本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【八本目】「右に開いてての血振り」をする
【九本目】「右に開いてての血振り」をする
【十本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【十一本目】「右に開いてての血振り」をする
【十二本目】「右に開いてての血振り」をする
意外なことに解説書には「袈裟に振り下ろしての血振り」と「右に開いてての血振り」という文言しか出てきません。血振りの開始する位置は異なっても、動作自体は同じものという事のようです。
「袈裟に振り下ろしての血振り」の開始位置
【一本目】【二本目】こぶしを「こめかみ」に
【五本目】八相の構え
【七本目】【十本目】諸手左上段の構え
「右に開いてての血振り」の場合は、斬り下ろした位置からの血振りになります。ただし、【九本目】のみは「刃先の向きにそって」と書かれていますので他と違った姿になります。基本的に全ての血振りは終わった時左右の手の高さが同じになりますが、【九本目】だけ右手がやや上になります。
【三本目】は血振りについて書かれていませんが、残心で刀を右膝頭上方におくるのは、本来、袴で血を拭った姿であるとも聞いています。
「血振り」は切った後、刀についた血を払う動作と言われていますが、実際には血はそんなに簡単に振り落とせるものでは無い、という見解もあります。
居合における血振りは血を払うと共に、納刀に繋げる為の所作と見ても良いと思います。
「全日本剣道連盟居合(解説)」の(動作)より、各業の血振りを抜粋します。
【一本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をして
【二本目】「一本目動作2、3、4」と同様
【三本目】(無し)
【四本目】「右に開いての血振り」をする
【五本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【六本目】「右に開いての血振り」をする
【七本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【八本目】「右に開いてての血振り」をする
【九本目】「右に開いてての血振り」をする
【十本目】「袈裟に振り下ろしての血振り」をする
【十一本目】「右に開いてての血振り」をする
【十二本目】「右に開いてての血振り」をする
意外なことに解説書には「袈裟に振り下ろしての血振り」と「右に開いてての血振り」という文言しか出てきません。血振りの開始する位置は異なっても、動作自体は同じものという事のようです。
「袈裟に振り下ろしての血振り」の開始位置
【一本目】【二本目】こぶしを「こめかみ」に
【五本目】八相の構え
【七本目】【十本目】諸手左上段の構え
「右に開いてての血振り」の場合は、斬り下ろした位置からの血振りになります。ただし、【九本目】のみは「刃先の向きにそって」と書かれていますので他と違った姿になります。基本的に全ての血振りは終わった時左右の手の高さが同じになりますが、【九本目】だけ右手がやや上になります。
【三本目】は血振りについて書かれていませんが、残心で刀を右膝頭上方におくるのは、本来、袴で血を拭った姿であるとも聞いています。
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